2026-08
- 今月の一言
- 夏い暑ですよ、文化祭ですよ
残飯てきな漸近から泣け!泣け!完封勝利目前の一瞬
こんにちは。恒例のアニメ感想回です。が、あまり人に読ませられる感じの文章になりませんで、スミマセン。
無理です。耐えられません。紅茶が煙草だしクッキー作ってるしフランが矛盾してるしシーナが冷静を欠いているしミミがハブられてるし史料館のくだりとか意味不明だしいい加減にしてくれ! キャラクターの思惑とか行動方針とか性格とか全部捻じ曲げてそのくせ大した意味も目的もないなんて本当にどうかしている。
まず、友達は秘密を話すものという前回のフリを引き継いでいない。友達だから秘密を打ち明けるというのは初めて友人を得たミミにとって大事な儀式であるはずが、その文脈を失っている。シーナに秘密を訊き返すのも、形式的に互いが友人であることを確認するのに必要なはずである。それがミミがデイジーに目を向けるという些細かつ唐突なイベントに取って代わられている。わけわかめ。
第 2 に会議シーン。「需要がある」から「効果的だというデータもあり」、「魔力不足」から「人手不足」に改変。戦闘に堪える魔法を使える人間が一部であることが示唆されることで未熟な生徒を送り出すことに理屈をつけているのに、そこを単なる人手不足にしたらこの国が持ち堪えている理由と孤児院を使う正当性が瓦解する。フランに対しての「考えがあってのことでしょうな?」が「考えがあってのことですか?」に変えられているのも半ば呆れつつ念押ししているというニュアンスが消えて的外れ。
アニメでは分割されていたその後のオミとフランの対話。フランがオミの紅茶を飲んでいることはオミとフランがそこそこ親しい間柄であることを表していたはずだがアニメでは煙草に変更。オミの隔離すべきだったという意見、フランが口を滑らすまで盗聴の内容も心に秘めておくというのもオミからフランへの信頼の表れだったのにこれも消去。
保健室が最悪のやらかし。いや、意図があって、あるいは考えもなしにやっているのだから尚更悪質というべき。「どこまで解った?」って、盗聴したんだからシーナが理解していないことを理解してるだろ、そんな無意味な質問するか? 原作ではきちんと解らなかっただろうから説明するというフェアな姿勢でいるのに。オミに菓子をもらいに行かせるというのも食堂に紅茶をもらいに行かせるより不自然、というか何でそこ変えた? オミとフランの関係を出したいんならさっきそこ変えたんだから矛盾してるじゃん。その後のフランの説明も原作とは違って国の肩を持つような言い方。そうじゃないだろ。フランはそうじゃないだろ……ッ! フランはシーナとミミをくっつけたいんだよ。だから「よろしくね」なんだろ、なにが「国家機密だから」だよ、脅してるみたいじゃあないか。
で、なんかクッキー焼いてるし。切り替え早いって。原作のシーナは翌日の授業まで引きずって考え事をしているのに、アニメではすぐに菓子作りに勤しむどころか当のミミに声をかけられただけで頬を染めて微笑んで……違う、シーナはもっと誠実で、だから国家機密と言われた時もとんでもないことを知ってしまったという心配をまずしているのに、そこすら削除されて、もうグチャグチャだよ。
花畑のシーン。いつの話なんですかそれは? というと、午後の授業が休みなのだが、その説明さえブッチ。ミミが非常に長い時を生きているというインパクトも小出しにしたせいで薄れている。その後のミミの独白もテンポが非常に悪い。阿呆くさ。だいたいミミ→シーナが「好き」で屈託なく感情を伝えるけどシーナ→ミミは「楽しい」でまだぼかしているとかそういう機微すら理解してないって、どうなのよ。
……反省してます。本当です。来週は見れる内容でありますように。
しりとり
- 莞(ゐむしろ)
- 太藺の別名で夏の季語。私、ワ行はそろそろネタ切れしますよ……?
ひと月ぶりくらいに小説紹介します。おうちです。
それもこれも筑摩書房『世界文学全集 1 ホメーロス ギリシア劇集』のせいです。2 段組で 500 ページ近くある上に難解なので時間と体力とを著しく消費するのです。まあ、面白かったし得るものがあったので満足といえば満足。
今まで短編集を紹介していたのと同じく description list 要素で雑に感想を並べます。イクゾー
- と、その前に
- この全集、出版が 1970 年とそこそこ古いため、固有名詞の表記が現在と異なっている部分があります。この日記では現在一般的に用いられる表記をしますが、引用部分は本文に依ること、また私自身用語を混乱しそうなことから統一は難しいと思われます。大目に見てやってください。
- オデュッセイア
- いきなりメインディッシュ。トロイエ戦争を終えて帰還を目指すオデュッセウスの冒険と故郷イタカでの求婚者退治。求婚者退治とは奇妙な文字面だが、実際こう書かれているのだからしょうがない。オデュッセイアのほかの部分でも、現代日本人の私にとって奇妙に思えても当時の人々にとっては常識である風習が多く登場するのだが、これが何というか喜劇的で愉快に思える。
オリンポスの神々も豪華に登場する。今回主役となるのはアテナとポセイドンのトロイア戦争で対立していた 2 柱。ポセイドンはトロイア方に、アテナはギリシャ方に付いて相争った。その後、アイアスの狼藉など紆余曲折あったものの、ポセイドンはオデュッセウスの帰還を妨げ、アテナは助けるという同様の構図になっている。ギリシャの神々は、話によっては実に直接的に手を下すので、助けがあれば心強く怒りを買えば恐ろしい、というのをとく強く実感する。
実は、物語の開始時点で、オデュッセウスは既にたった 1 人で無人島オギュギアにいる。この島、人はいないが神カリュプソーはおり、彼がオデュッセウスを離さないので帰れずにいたのである。トロイアの王女カッサンドラはオデュッセウスの受難を予言したが、大体はオギュギアに辿り着くまでの話、あとはアテナの加護を得てあっという間にイタカに帰る。しかし、道中に泊まった館にて、オギュギアまでの苦難を数巻に渡って語っていく。つまり、オデュッセイアはあくまで求婚者退治の話だが、オデュッセウスの苦労自慢がやけに長いので冒険譚にもなってしまっているのである。
ポセイドンはオデュッセウスに私怨があるので邪魔をするが、イタカに帰り着いてからはアテナの加護でとんとん拍子にことが進む。乞食に扮したオデュッセウスが息子テレマコスの手引きで館に入り、正体を明かして求婚者退治。しかし、これまでやや面白おかしい物語だったのが、そこそこ立場の高い求婚者どもを皆殺しにしてしまうし、その過程も割としっかり描くという冷徹な一面も見せる。相手が怪物でなく人間となるとこう、生々しい。
先ほどの奇妙な習慣というものの 1 つに客人をもてなすマナーがある。オデュッセイアでは、旅人が宿を求めればこれを拒まず、まずたっぷりの食事をやるまで素性を問いただすこともならない。正直泊める側でこれをやるのは怖くないかと思うのだが、実際に罠にかかるのは泊まる側である。さらに、客人が帰ると言うまで追い出してはならないので、さる館ではオデュッセウス一行は 1 年も留まっている。もうめちゃくちゃだよ……www
トロイアからイタカまで広い地域に跨って話が進み、挿話も様々なので、1 つの物語であると同時に伝承の集合体のような性格を見せている。先に出したアテナとポセイドンの対立、カッサンドラの予言といった話はオデュッセイアには直接出てこない事実であるが、知っていると知識が繋がって気持ち良い。実際はオデュッセイアをはじめに読んで後からこれらを知ったわけだが。 - アガメムノン
- オデュッセイアでは長くなるので書かなかったが、日本語の使われ方も現代と結構違っていて面白い。これは訳者の癖なのか当時の一般的な書き方だったのか知らないが、漢語を書いて和語でルビを振るというのは、結構な発明ではないだろうか。現代でもそのような書き方をすることはあれど、洞穴、冒頭といった読むのが難くないものまでこうなっている例はなかなか見ない。漢語のニュアンスを残しつつ文字を追う流れを妨げないのは気に入った。
本題。アガメムノンもトロイア戦争から(ただしオデュッセウスよりずっと早く)帰ったアルゴス王。先述のカッサンドラを携えてやってくるが、さる事情でともども討たれてしまう……というふつうのギリシャ悲劇。
10 年越しの復讐。10 年経っても褪せることのない恨みと、冷静にことを遂行する姿が哀しい。それでは怒りを絶やさない代わりに自分を殺してしまったのと同じではないか。しかし、その気持ちも何とはなく共感を覚えるから、書き手がすごい。 - アンティゴネ
- いちばん気に入った話がこれ。悲劇の王オイディプスが斃れてのちに政権を握ったクレオンが、姪アンティゴネの反抗を受けて自分を見失う。
アンティゴネの兄ポリュネイケスは朝敵として散ったためクレオンはその埋葬を許さなかった。しかし、アンティゴネは人の法ではなく神の法に従うと言い、禁を破って兄を埋葬する。クレオンは怒り、布令どおりにアンティゴネを死刑にしようとするが……。
アンティゴネと妹イスメネの対立やクレオンの葛藤が、人間らしさというか、人としての尊厳、英雄死、個人と政治、といった色々の考え事をさせるテーマになっていて、非常に面白い。さる研究を読んで感心したというか言いたいことを全部言われてしまっていたというかなので、それを読むと良いです(諦め) - オイディプス王
- あの、筑摩さん、載せる順番間違えてませんか? 時系列ではオイディプス王・アガメムノン→アンティゴネ→オデュッセイアなのでかなり逆ですよ……? シリーズ作品を後ろから読んだみたいな気持ちなんですけど、どうしてくれるのでしょう。恐ろしい予言を避けようと懸命なオイディプスが、結局は予言を達成して絶望するという内容。何も見えぬ方がマシだと自身の目を貫くシーンが象徴的。結局は神の下す予言に抗えないこととそれに無抵抗なことは別だ、という主張もありそうなのだが、それにしたって無辜の人間 1 人に背負わせるにはあまりに酷な運命だろうと思うなど。強いて言えばはじめに予言を聞いた大人それぞれの少しの甘さが致命傷を招いたのだから残酷である。
- トロイアの女
- アテネで反戦を謳った悲劇。とくに見るべきものは感じられなかったが、オデュッセウスやカッサンドラの別な一面が描かれているのはセットで全集に容れられる理由か。
- 女の平和
- こちらもアテネで反戦を呼びかけるものだが、トロイアの女とは方向性が真逆を向いている。あちらではトロイア戦争で遺された女性の悲劇を描いて戦争に反対しているが、こちらは卑猥な冗談を盛り込んだ喜劇である。隠語が多くて見開き 3 分の 1 が訳註。こんなに(ある意味)賢明で理性的なものとして女性を描いているのに、アテネでは参政に至らなかったのだと思うと残念な気もする。
やはり長いと後半で息切れして小並感になってしまうので、1 話読む度に感想を書いたほうが良いのかしらん。
何にせよ、古代ギリシャはこれで結構知れたので嬉しいですね。結局、文化史って作品名を暗記するだけならやらない方がマシだと思うのです。逆に覚えさせられたからには読んでやろうという反骨精神が半分、色々の元ネタを身につけておきたいというのが半分、というところ。まあ、長いし、疲れるし、しばらくはこういうのは遠慮しておきます……。
久しぶりに次回予告! サラ・ウォーターズ『エアーズ家の没落』を読みます。
しりとり
- 労働と日々(ろうどうとひび)
- ヘシオドスの詩。今は『仕事と日』として出版されている。
追記。8 月の日記って文化祭で見られやすそうだしパソコン関係ない長文投げてる場合か……? と血迷うも、ここ数年の日記を見て落ち着く。
こんちには kb15です。
ちょっとした旅行を終えて、今日東京に帰ってきました。
また、学校で少し用事があったのでさらに町田まできました。
そして、折角学校まできたなら、と日記を書くことにしました。
今回は特にまとまった話のテーマはないです。
いやもちろん、ギャルゲーに関係したことを書くんですが。
そういえば、あのニュース、あの話。
あれ、すごいですよね。というか驚いた。
初めて知ったときは、喜びより戸惑いの方が大きかったです。
ええ、あのニュースというのはもちろん、『千恋*万花』のアニメ化です。
おお~、おめでたい、
ていうか、いや、
なんで?
疑問の方が先にきますよね。このニュース。
なんでいまさらアニメ化するんでしょうね?
アニメ化するのが『千恋*万花』なのは納得できますが。
『千恋*万花』は、2016年7月にゆずソフトから発売されたミドルプライス作品。
ゆずソフト第九作目。当ブランドの代表作として知られています。
世界的に売れているっていうのを聞いたことはありますね。
お恥ずかしながらゆず作品は(SOURも含めて)触れたことがないので、あんまり詳しいことは言えないです。
ゆずやったことないくせにギャルゲーマーを語るな、的な指摘はやめていただいて。
ま、でもせっかくですからね、この機会に『千恋*万花』をやってみますか。
私は、アニメとかのメディアミックスに触れるより先に原作をやりたいので。
ギャルゲーが原作の作品は特に。
原作至上主義を標榜するわけではないですが、まあ若干近いですね。
原作の方が作者の狙いとかを作者が認めたうえで表しているので、よかれともわるかれとも、作者の意思とかが作品に入ってるんじゃないかと思うんですよ。
また、物語に触れるうえで、最初の一回というのは大きなものですから、どうしてもその作者の認めた原作で印象づけたいんですよね。
まあだいたいこんな理由で私は原作を一番にプレイするようにしているので、アニメより先にゲームやっておきますかね。
どうせ『千恋*万花』は死ぬ前にやると決めてましたし。
私みたいにこうやって、アニメを見た人がギャルゲーの世界に入ってきてくれるといいなあ。
気づいたら『千恋*万花』の話だけでこんなに埋まってしまった。
他にも書くことはあったんですが。
まあ今度、文化祭準備にでもきたときに書きますかね。
しりとり
- 120円の春(ひゃくにじゅうえんのはる)
- 2005年2月にねこねこソフトから発売されたロープライス作品。
オムニバス形式で、過去に発売されていたものと新規のものを併せた短編集。
初だしはPS2でその後PC版、Steam版もでている。
なので、エロ要素は少なめ。全くないわけではないらしいが。
シナリオは片岡とも。120円で出会う二人の話。
やほい。おうちです。
政策報告。サイト全体の仕様を何やかや弄っていたせいで labo の増築があまり進んでいなかったので、超テキトーに作ったモノを公開してしまいました。テンポ測定です。よくあるアレです。正直、librosa やらで機械的に測定する方がよほど正確な気もするのですが、せっかくなら自分自身のクリックの正確さなんかも測れたら面白いなあ、などと考える。
大したボリュームもないので埋め込まず直置き。
間をおかず連続してボタンをクリックすると、BPM と 間隔(ms)、変動係数が出ます。そんだけ。
変動係数というのは、標準偏差を相対値にしたものです。標準偏差(分散(偏差の自乗の平均)の平方根)を平均値で割って算出します。ヒトとゾウの平均体重とか、尺度が違うデータ間で散らばりを比較したいときに使うものです、たぶん。あんまり使っているのを見ないし、正規化でも標準化でもない気がするので、統計的に意味があるものなのかは疑問です。
とにかく、この数字が小さいと散らばりが少ない、つまり一定の間隔でクリックしているということになります。私の場合結構安定している、と感じるのが 0.05 くらいでした。
アクセス解析を入れた話を先日しましたが、パソ同の癖にスマホ・タブレットからのアクセスの方が多かったので、今回はその対応もしています。連続でタップしたときに拡大してしまうと困るので、CSS で touch-action: manipulation しています。はじめは javascript で dblclick イベントに対し preventDefault していたのですが、手持ちの iPhone で効かなかったので代替案を探してこうなった次第です。
touch-action はタップ操作を制御するプロパティで、これを manipulation にすると、パンなどの標準機能は使えるがダブルタップによる拡大などの標準外の操作を抑制できます。とりあえず labo 全体のスタイルに設定したので、テーブルエディター等でもモバイル端末でボタン連打ができるわずです。
しりとり
- Lewis Carroll(るいすきゃろる)
- 色々やりすぎて何をしたのか曖昧にしか記憶されていない人。吃音や少女趣味もどきなど親オタク性が高いせいか創作の元ネタにされることも多い。
Howdy! 大文字も使うことに決めたおうちです。遡及改変するかは気分次第。
小説紹介でつ。サラ・ウォーターズ『エアーズ家の没落』上下巻。ウォーターズには去年『夜愁』を読んでハマり、ここでは『半身』と『荊の城』を紹介しました。『エアーズ家』はしかし、これまでの作品とは毛色が違っています。
あ、ネタバラしがあるので気をつけてください。
創元推理は not 推理小説も多く収めた文庫なので推理小説と思うのは早計というもの。雰囲気は怪奇小説です。……が、個人的には、超常現象の有無をはっきりさせずに終わるのがかなり気に入りません。ウォーターズ作品の中ではあまり面白くなかったと言ってしまいましょう。もともと女性同士の恋愛模様とミステリー的な仕掛けが特徴的な作家なのですが、本作はどちらにも当てはまらないため、本作以前の作品から入った身には当然かもしれません。
原題は "The Little Stranger"。小さな訪問客、異邦人、とでも訳せそうですが、中村有希はなぜか「エアーズ家の没落」としています。彼は原題を尊重しつつ日本で出版する都合もそこそこ考えるタイプのタイトルを付けるので、何か意図があってのことでしょう。と思ってページを開いたら、そのエアーズ家の領主がロデリック・エアーズだと。へえ。まんま「アッシャー家の崩壊」じゃん。「アッシャー家の崩壊」と「エアーズ家の没落」。ロデリック。ウォーターズが意識していたかは分かりませんが、中村先生はポー・リスペクトと解釈したようです。
そうそう、今回はあらすじの類をまったく見ないまま読んでみたのですよ。内容に惹かれて手に取ったわけではないので、どうせなら最大限楽しもうという意気です。最近は読書向きの体力が衰えたというか、手を付けづらい気分が続いていて解説すら先に読むこともあったのですが、買うのと違って図書館で借りるだけなら時間しか無駄にしないので、せっかくなら次もこうしてみようと思いました。次に何が起こるか分からないまま読むのが、やっぱり、いちばんだよね。(プッチ神父よ、見てるか?)
さて、冒頭の雰囲気はとてもよかったです。少年時代の主人公を通して見た領主館と、年を経て再び戻ってきた彼が見る領主館との落差。やはりアッシャー家を意識していそうな荒廃ぶり。実際以上に寂しく悲しく感じられるというのは、経験したことがあるのですごく共感しました。思い出の中で何度も反芻され磨かれた記憶はもはやそのものではなくて、記憶の中のそれと現実の乖離に打ちのめされる。
まあともかく、この、帰る家が無いのに懐郷病、みたいな症状に心当たりがあったわけです。
広い領主館に老いた母と姉弟の 3 人きりで、かつての栄華は見る影もなく、財産を切り詰めて暮らしているエアーズ家。医者として偶然訪れたファラデーは次第に一家との距離を縮めていきます。しかし、彼らに次々と災難が降りかかってくる。一体何がそうさせているのか。
これまでウォーターズは推理風味の作品では明快な解決を提示していました。今回はそれがありません。我が国でもヴィーナスがどうとかいうミステリーで結末が読者の推理任せな作品があり、私はそれは別にふつうなのですが、『エアーズ家』は事情が違います。この作品でそのような丸投げをされるのはかなり気に入りません。超常現象のようなものが存在するのか、という前提すら共有されていないのです。自分なりに作品の背景を想像するにしても、その前提があるかないかでまったく変わってしまいます。べつにどちらとも好きに取れば良かろう、とそうはいきません。理屈が通るか考えて、整合性があれば心霊なし、なければ心霊のせいだというふうに取るのが自然ということになりますが、そんなことのために作品全体を精査するのは面倒だし、そんな手間を強いる方が悪いのです。作者の怠慢です。
まあ、だからといって何の結論も出さないのは本読みが廃れるというもの。いちおう、両方のパターンで考えてみます。
その前に、事実の確認。エアーズ家を襲った個々の事件に不審な点はありません。最後、キャロラインのものだけが謎を残していますが、それ以外は理屈が通っています……一部を妄想として片付けてしまうならば。まさに、作中の骨折の比喩の通りです。一つ一つは異常ないが、集まると違和感を感じるという。
ではまずは現実的なアプローチから。いちおうこれまでのウォーターズ作品は現実を描いていますしおすし。怪しいのはキャロラインとファラデーですね。ファラデーの領主館への執着が募っていく(あるいは隠しきれなくなる)のが本書の面白さのひとつですから、十分にあり得ると思います。所詮は妄想なので好きに語ると、いちばんあり得そうなのはキャロラインとファラデーの共犯ですかね。最後はファラデーが裏切って「あなた」発言&エンド。うーん、血も涙もない。というか、この線だとファラデーが事を終えた後に領主館を我が物にしようとしなかったのが不自然ですね。キャロラインの単独犯だが最後だけファラデー、というのも考えましたがあんまり。
やはり、私はエアーズ家に何らかの魔力があると考えた方がすっきりしますね。解決していないポルターガイストのような事象を妄想として片付けないとすると、細かい異音なんかは館の仕業と考えるのがしっくりきます。個々の事件が整っているのは、館が直接手を下したのではなく、被害者の心を乱して事件を起こさせたから。
超常現象の源を館と決めつけましたが、これもスーザンとするよりはマシでしょう。ファラデーが館に執着するようになったのも館が妖しく魅了したから……とか? ま、幼くして亡くなった霊がこいう類の騒ぎを起こすホラーは受け付けないので、専らは私の趣味ですが。
やぱーり、ウォーターズには地に足のついた作品を書いて欲しいですね。現在翻訳されている作品は次で全てなので、もっと読みたかった。あるいは第 1 作を中村氏が訳してくれても良いのですよ……? 最新作が本国で 2014 年だし、ホームページの更新も途絶えているし、これは筆を折ったかもう生きていないのかなんじゃナイデスカネ。哀しいなあ。
しりとり
- 縷々(るる)
- 細々と続くこと。副詞として使うことが多い気がする。
こんにちは。アニメ「きみ死ぬ」第 5 話です。原作第 10 話までの範囲。
私は原作の亡霊なので、今回も単行本片手に見比べるという邪な視聴をしていました。もはや驚きはしませんが、細かいセリフがいちいち削除され改竄され潤色されているのを見ると悲しくなります。媒体が違えばできることやりたいことも変わるのは当然なので、改変するならすれば良いです。でも、そこに原作への敬意を欠いたらいけません。改変は慎重に、それが最良の方法であると確信してやってもらいたい。細かい描写を悉く変えるのが良策だとはやはり私には思えません。微妙な空気感は少し間違えるだけで霧散するような繊細なものです。変えた本人は整えたとか思ってるのかも知れませんが、そのような傲慢な考えは大嫌いです。(これは、勝手に想像しているだけなので、私が悪い……。)
愚痴っぽい前おきもそこそこにして本題に入りましょう。今回は返礼の日・入浴・フランと問答の 3 本仕立てです。
返礼の日では地下図書室の掃除。ミミがハルに嫉妬しているという大事なシーンです。が、アニメでは原作ほど分かり易くないように感じました。そもそも間が悪くないですか? ハルもすぐお礼言わないしそっぽ向くし嫌味。原作ではいちおうシーナの方を向いてありがとうと言っているはずなんですがねぇ。わざわざハルの友人を出してそちらに先に返事をさせている。ハルはわりと冷淡ですが、礼儀は弁えていると思いますよ。
で、ミミの嫉妬。原作ではシーナとハルのやりとりを険しい顔で眺めていますが、アニメでは呆けたような表情です。その後も本を(おそらくはわざと)落とした際に、原作ではシーナに怒られる、つまり構ってもらう想像をしていますがアニメではカット。まあここは演出しづらいでしょうから措くとしても、ミミにとって怒られずにむしろ心配されるというのは予想外だったはずです。叱られることで注意を惹こうと思ったのに、むしろ怪我を気に掛けて優しくされる。だから原作ではフリーズして返答に詰まるし、その後も(きっと自分の抱いた感情を)考えこむ様子でぼうっと甘えている。これはミミが自身の幼稚さやシーナへの感情を自覚する一歩となるはずです。明らかにその意図で描かれています。これはそういう大事なシーンなのです。が、アニメではシーナの心配に対し即答。違うって。違いますよそれは。甘え方がいつもと違うのは流石に拾っていますが、それだって図書室での出来事ガン無視でシーナとの初対面を回想させています。見当はずれもいいところです。
次、入浴。の前に何だそのポスターは。掲示板にそればっか貼ってあるのは不自然だし、なによりフランは自己愛とかあんまなさそうだから意外。これほんとにあおのなち先生の監修入ってるか? 入ってないだろ。アニメ化初めてだもんね。結局アニメ化なんて搾取でしかないんだ……グスン……。はい。風呂では原作でフランが言っていた石鹸遊びを拾って映像にしています。画が映えるしここの増補は良かったです。ごくごく民も歓喜。
浴槽でシーナが語っていた戦争観はまだ煮詰まっていないし本人もそれは自覚しているでしょう。しかし、ミミをあのままにしておくことはできずそれを口にしてしまう(口調は上からですが)。ミミの近くにいれば、無知ゆえの無邪気に心乱されるのは避けられませんから……。
結局誰の命も等しいなんてことはなく、目の前にいる人間が大事ですよ。でもシーナは理想とミミとで板挟みになっている。だからフランに相談する。原作でフランが言っているのは、お前がくよくよしたって戦争はどうにもならんのだから理想を捨ててミミを取れ、ということだと思います。実際的なフランの言いそうなことです。「2 人で」というのも同じでしょう。ミミを外界に触れさせたかったのはフランだということを忘れてはいけません。
対してアニメではどうでしょうか。「このままで良いんでしょうか」ですって。何回も言っていますが、シーナは聡明だしもともと人に気をつかう性質です。だから原作でも、蘇生魔法を解く方法はあるか、という具体的でフランに訊く価値のある質問をしている。それが「良いんでしょうか」って、何ですか。結局いち兵卒として戦うしかないミミにとって敵なんてどうでも良いんですよ。命がどうこうって、そんなこと言ってられる状況でないのはシーナも良く分かっているでしょう。
フランはフランでじゃあお前が戦争行くんかとか訊いちゃうし。もうさ、やめましょうよ。キャラ崩壊もいいところですよ。(もっと酷いアニメを思い浮かべた人、ごめんなさい。)
これ書くのにアニメ見返してたらまた気分が沈んできたのでそろそろ終いにします。繰り返しですが浴場含め絵は非常に良いんですよ。それが、こんな、こんな……グスン……。
脚本は花田十輝とかいう人がやっているようです。少し調べた感じ有名作を沢山書いた大物らしい。つったかたーで検索すると褒める人と貶す人に分かれていて、当たり外れがあると言っている人も。まあ人の噂よりは自分で見たものを信じますよ、私は。
しりとり
- ルーマニア民族舞曲(るーまにあみんぞくぶきょく)
- バルトークのピアノ曲。当時のハンガリーはトランシルヴァニアで採取された民謡が元。
ども。おうちです。
小説紹介第 31 回、サラ・ウォーターズ『黄昏の彼女たち』です。ウォーターズ作品はこれが最後。前回紹介した『エアーズ家の没落』は異色作でしたが、今回は原点に回帰しています。
時は 1922 年、ロンドン近郊の屋敷に暮らす主人公とその下宿人を描いたロマンス/サスペンス作品。相変わらず創元推理のくせに推理小説ではありません。私は推理小説というものに謎と解決だけでなく、予測可能性もあって欲しいと思っています。謎と解決だけなら推理小説でなくとも良いのです。本作に明確な謎の提示はないし、ジャンルで括るなら先の読めないサスペンスだと思います。
戦争の傷の癒えないままに不自由な日常を送る主人公の葛藤がメイン。ロマンス/サスペンスと言いましたが、上巻がロマンス、下巻がサスペンスな感じです。どちらも小説としては面白く、すいすい読めました。……が、取り立てて語ることがないのでこの辺で終わりです。はい。
作者は執筆を辞めてしまったようですが、ホームページは更新されており講演会だかラジオだかで活動しているようです。また本を書いてくれると嬉しいんですがね。
しりとり
- 探湯(くかたち)
- 誓約の一種。危ない壺に手を突っ込んで、無事かどうかで正邪を判断するヤバーンな占い。
おうちです。書くことが山積しているといえばしているのですが、1 日 1 回縛りだとなかなか進みませんね。一時期のネタ切れはどうしたんだという感じです。
日記の html なんですが、以前も話した通り break タグを乱用していてあまりお行儀が良くありません。ただの改行なら p タグ内で break、上のように 2 行空きなら p タグのマージンで調整、というのが望ましいはずです。が、日記執筆ツールに合うプログラムを幾つか試作したものの、あまり良いものが出来ず難航しています。css を改変するなら過去の日記全てを変更しないといけないのも面倒。いっそのこと css で white-space: pre-wrap してもいいのですが、やはり過去の日記でしりとりの下まで日記本文があると余計な改行が出てくるという、八方ふさがりの状態です。とりあえず諦めて、妙案思いついたら再挑戦します。
妖々夢の話。前回から飛躍しますが Extra 全クリアしました。なんと、スペルカードも全取得。すごい!
今は Phantasm 攻略中です。普段はネタバラしの類は見ないでプレイするのですが、解放条件が分からないと無駄足踏みそうだったのでこれだけ wiki で調査。スペルカード 60 枚取得だそう。Extra 全クリア時点で 35 枚くらいでかなり苦労しそうだったのですが、Easy のスペルも別扱いなことに気づいてからはそうそう時間をかけず解放できて、吉。
まあ Phantasm の話はクリアしてからまたこんどしましょう。ちょっと前の話なので記憶が薄れてきていますが、Extra の所感を書きます。
全クリアまでのプレイ回数は 300 回くらい、中ボスの最初のスペルは 60 回挑戦、です。紅魔郷 Extra の最初のスペルが 150 回だったので 1 武器あたりに直すと 3 倍強の違い。それでも大分時間は掛けましたがね。
そうそう、前回 Normal の戦績を比べた時はキャラクターあたりに直すのを忘れていました。こちらも武器毎で比べると妖々夢は紅魔郷の 4 分の 1 程度の回数でクリアできていたようです。
そんなわけで、紅魔郷で辛酸を舐めた分妖々夢は体感でも数字でもわりと簡単に感じました。Extra でも残り人数が 6 人になった時は感動すら覚えましたよ、ホント……。
橙の飛翔毘沙門天といい藍のプリンセス天狐やアルティメットブディストといい、大胆に動き回るスペルが多かった気がします。画面の上の方まで移動しないと避けられない攻撃。アクロバットで楽しかったです。一番楽しかったのは四面楚歌チャーミング。大弾の当たり判定を見極めてスーッと通るのが気持ちいいんじゃあ。逆に一番苦しめられたのは式神「橙」の前の通常。何故か毎回 1、2 回死ぬし橙の残り香にやられるしで散々でした。
やはりエンディングはありませんでしたが、紅魔郷のミスが許されない難易度と違ってフィーリングで結構避けられるし余裕があるので、プレイそのものを楽しめました。会話では咲夜が狐死首丘とか言い出したので驚くなど。礼記ですよ。私も読んだことはないですが、狐関連の言葉を収集したことがあるのでたまたま知っていました。故郷に首を向けると言いますが、藍ってどこから来たんでしょう。
音楽も相変わらず良いです。長く聴いていると自然と耳に馴染むというか、第一印象が悪くても好きになってしまう気がするのですが、Extra は 2 曲とも沢山聴いたので既に脳内再生余裕です。あの激しい曲を何度も聴いて飽きないのがまず凄い。Phantasm バージョンも良い……。
夏休み中にクリアできますかねぇ。いや、出来てしまっても次を買っていないので困るといえば困るのですが。ははは。
しりとり
- 鴆毒(ちんどく)
- 儒教の話が出たので、これを言わない選択肢はない。鴆というのが羽に毒を持つ架空の鳥で、酒に浸すと凄いらしい。
書くこと山積みとか言いましたが、全然そんなことありませんでした。いつも通りネタ切れのおうちです。まあ、書くって決めた日にゃあ書くんだよ。
映画とアニメを見ました。メイドインアビスです。ふかたまです。前見たのの続きです。前回は改変がどうのとのたまっていましたが、今回はたいへん満足な出来でした。
ついでに『マルルクちゃんの日常』も見たので前回の発言を回収。マルルクの乳首はありませんでした。良いんだ、私には単行本の表紙があるから……。
では、まずは深き魂の黎明から。まず音楽が良いです。サントラ購入の報告でも触れたとおり Kevin Penkin 氏の音楽をとても気に入っています。アニメ 1 期では地上の様子が多いせいか色々ないまぜになっているのですが、この劇場版とアニメ 2 期からは深界の神秘的な雰囲気に合った曲に統一されてきているような。相変わらず実験的なのに変わりはありませんが。
私は原作から入った身なのでストーリーは言わずもがな大好きです。よく鬱漫画とか言われていますが、そういう評価の仕方は私は好きではありません。まどマギとか宝石の国とか、ちょっと暗い展開が出ただけですぐ鬱だの何だのと言うのは良い加減にしていただきたい。メイドインアビスについて言えば、あれは少々辛いシーンがあるだけで、根本にあるのは人間讃歌的なアレです。何人にも止めることのできないあこがれを描いた作品なのだから。
さおはぶおじさん含むいくつかのシーンがカットされていることを除けばほとんど原作どおりなのもポイント高めです。細かい言い回しもきちんと原作どおり。普段アニメを見ないせいで某作の改変が普通なのか判断しかねていましたが、これではっきりわかんだね、アレはやっぱおかしいよ。
戦闘シーンの動画(作画? 用語ワカラナイアルヨ)も良き。ぬるぬる乗っ取らレグだけタッチが違うの良くやったなあと思うし、ボンドルドと一緒に上昇するシーンも支え水を貫いて登っていくのが分かり易くて迫力も出ているし、素晴らかった。
幾つか不満を言うとすればカットされたシーンがあることとカッショウガシラに使った枢機へ還す光が爆発を起こしていることくらい。カットシーンはマルルクちゃんの日常を作ったことを思えば許せなくはない。問題は後者、スパグモの性質がちょっと違わないかというところだけです。枢機の光に爆発はなくってよ。レグの腕を切ったように、アレの基本性能は多分切断なのです。解けて、焼き切れる。
というわけで、全体の満足度は二重丸です。とても楽しかった。スタッフロールの原作風白黒手書き映像も何気に感じ良かった。
お次はアニメ 2 期、烈日の黄金郷。こちらはセリフの改変は少ないものの語りの順番を入れ替えるという大胆なことをしています。この入れ替えには全く異議なしです。どうせ原作が唯一絶対ですから、過去と現在の語る順番を替えるぐらいどうってことありません。むしろアニメから入った人が 3 賢に抱く印象がどうなのか訊いてみたいですね。
単行本限定で収録された価値の名称なんかも上手く取り入れていて好印象です。プルシュカもファプタも何気に声が印象どおりというか、聞いた後だとアレ以外考えられないという好演技でした。
そうそう、声といえばマジカジャが凄いんですよ。あの人に慣れた老いた感じと欲望に忠実な幼い感じを同時に演じて、さらに村の言葉の発音が一番それっぽい。村を意味する「イルぶる」を言う時に、「イル」ははっきり、「ぶる」はくぐもった感じで喋っています。これはとても的確で原作の意図を汲み取った演技です。例えばマジカジャが「ハニいすく」と言ったのをリコが見よう見まねで「ハニースク」と言ったとおり、片仮名で書く音の方が公用語に近い発音だと示唆されているので、イルを分かりやすく、ぶるを分かりづらく言うというのは大正解なわけです。何気にモブ成れ果ても原作のセリフどおりに喋らせているのは脚本の人を胴上げしたいくらい嬉しい点。
黄金郷はやっぱり音楽も凄くて、サントラの 1 から 4 曲目くらいがめちゃくちゃ盛り上がるんですよ。静かに始まって、盛り上がって、という王道の展開だし音の使い方も結構素直な場所が多いんですが、なぜか不思議な感じというか異国ふうというか。音楽理論的な話ができなくて悔しいのですが、とにかく不思議でわくわくさせられるような曲調でかなりリピートして聞きました。アニメを 1 回見て、忘れたころにサントラを買って聞きまくってから今回、再度試聴したのですが、このシーンで使うのか、という驚きもありました。あとサントラ 2 曲目の子供の歌声、高く上がったあと半音下がる部分(伝わるか?)の浮遊感が凄い。ぜひ聴いてください。3300 円以上の価値があることを保証しますよ。
熱くなってきたところで乳首の話に戻ります。どういうわけか、ショタ乳首は OK でロリ乳首は NG らしいというのは私にも判ってきました。劇場版は年齢制限がついたおかげかリコ乳首も解禁。黄金郷は乳首を抹消することで胸を解禁。つまり、ロリっぱいは映しても良いが乳首は NG ということらしいです。もうこれわかんねぇな。出る可能性がある、機能性があるとダメってこと……? まあ良いですよ。私は原作マルルクを愛でると決めました。マルルクちゃんの日常で月の衣装も出たので大歓喜です。
さて、10 月には劇場版最新作が出ますよ。期待しても良いんだな? いや、乳首じゃなくて、もちろん内容の方ですよ。ふかたまが丸 2 巻分でちょっと削ったけどマルルクちゃんの日常あり、だったので、11・12 巻あたりが映像化されるはず……なのですが、ふかたまと比べて少々盛り上がりに欠けるというか、まだまだこれからな感じなんですよね。映画連作前提で大胆に話を入れ替えるのかとドキドキしています。いずれにせよ大いに期待していますよ!
しりとり
- 空即是色(くうそくぜしき)
- 色即是空の色違い。
早速遅刻のおうちです。何が「書くときめた日」ですか……(呆れ)
気を取り直して小説紹介。パトリシア・A・マキリップ『星を帯びし者』です。三部作「イルスの竪琴」の第 1 作ですが、三部作というよりは 3 巻で 1 つの話。
タイトルから想像付くとおりファンタジーものです。1976 年にアメリカで出版されました。ファンタジーとしてまず注目したいのは、地図が付いているという点です。伝統的なファンタジーといえば魔法世界を旅するような物語が思い浮かびますが、そこに地図があることでぐっと引き込まれる気がして大好きです。「イルスの竪琴」では小国ヘドの島と大陸の東海岸が描かれた地図が付されています。ヘドをイギリスに見立てればちょうどヨーロッパのようです。……いや、あまり似ていると言うわけでもありませんが、陸続きで未知の世界があるというのは大陸の発想な気がします。和製ファンタジーの十二国記なんかは海に囲まれた世界ですし、トールキンも西の海の向こうに別世界を置いていますし。
内容も結構面白いです。地理・歴史・文化といった設定の細かさが存在感を放っています。魔法や変身術があり、桁外れの寿命を持つ人々や半人半獣の支配者が居り、という未知の世界らしさにワクワクします。
主人公は小国ヘドの領主モルゴン。星型の痣に導かれ、望まない冒険に巻き込まれて行きます(痣は首ではなく額にありますよ)。はじめは消極的であった彼が国々を巡って謎を集め、覚悟を決める心境の変化も良く描かれています。舞台が南北に広いので変化に富んでいるのも面白い。
旅の仲間である竪琴弾きデスも良いキャラクターをしています。何百年も若い姿のまま生き、物静かでどこか人を寄せ付けないところがある。厨二とか言われそうですが、人間臭い部分も描くことでバランスがとれています。カッコいいです。
古き良きファンタジーでありながら現代の作品に通ずる性格の人物が登場し、訳も新しいので新鮮な感じで楽しめました。序盤で一時記憶喪失になったシーンの、静けさを湛えた雰囲気など特に印象深く心に馴染みます。少しずつ読む本のジャンルを広げているのですが、こういうファンタジーを求めていたのだという琴線に触れる作品でした。おすすめです。作者は SF も書いているようなので期待大です。
しりとり
- 曲学阿世(きょくがくあせい)
- 時流に阿って真理を曲げること。「逆張り」とか言ってはいけない。
どうも、おうちです。出先でニコ動が見られないのでアニメ感想は明日にでも。
今日も小説紹介、パトリシア・A・マキリップ『海と炎の娘』です。前巻から引き続きたいへん面白く、最近まれな速さで読んでしまいました。昨日は時間が無かったので適当に書いて終わらせましたが、本当に面白いですよ。
第 1 巻から視点人物を変え、南海に面した大国アンの王女が冒険に出ます。前巻の引きで王国の北限に辿り着いた主人公モルゴンはどうなったか? という大いなる謎を残したまま王国の南端に引き戻されるのでたいへんやきもきさせられました。王女レーデルルもまたモルゴンを追って北へ向かいます。そこで、読者は前巻でモルゴンと共にした旅を、今度はレーデルルと巡ることになります。ファンタジーに限らず冒険ものでは、道中の土地や人物が使い捨てになりがちなのが密かな不満でした。しかし、「イルスの竪琴」では新旧織り交ぜて王国の土地や人物に触れられるのでとても満足です。モルゴンは 1 度海に沈んだので竪琴弾きと 2 人で陸路を行きましたが、レーデルルは仲間を従えて海路をぐんと進みます。
伝説や因縁が絡み合い、事態は予想外の方向へ進んで行きます。レーデルルは旅の中でモルゴンだけでなく自らの運命にも囚われるようになりますが、特に祖霊たちが思わぬ形で関わってくるところなど思わず膝を打ちました。そもそもモルゴンが旅を出る原因になった彼らがここになって現れるとは、話の組み立てが秀一です。
文庫の解説でも触れられているとおり、各地の伝説から受けた影響が垣間見られるのも面白いところ。一部人名も取ってきているようです。トリスタンとか。アーサー王伝説はバイブルですねぇ。いや、トリスタンは別口で合流した話ではありますが。
いよいよ大詰めの最終巻も遠からず紹介します。個々の挿話や人物像も魅力的ですが、やはり物語全体はどう動いていくのかが気になってきます。細部と大局を同時に操ってテンポが崩れていないのは流石の技量です。各巻の終わりに書かれる口上も心惹きます。では、また来週。
しりとり
- 印花布(いんかふ)
- 更紗のこと。花布とも言う。花布を「はなぎれ」と読むと製本で中身の背に張る布を指す。
おうちです。歯痛〜い……もとい、きみ死ぬアニメです。そろそろですねぇ。
アニメ第 6 話、原作第 11・12 話でした。今回は致命的な改変はなかったのでホッと一息。相変わらず台詞回しをいちいち変えているのは気に入りませんが。原作のリズムを崩すんじゃねえ! とだけ言っておきます。もう知らん。
珍しく内容の話をしよう。前半はミミの無茶を知ったシーナ、後半は決闘を控えたセイランにフォーカスしています。冷え切っていたシーナの心もミミに触れてだんだん温まってきましたが、ここに来て決壊です。そりゃあミミのあんな姿を見たら泣きたくもなりますよ。年相応の姿を見せて安心。フランの言い分をようやく理解したか。ミミを特別にする階段をまた 1 つ登りましたよグヘヘ。
セイランとアリの対話は改変多くてやっぱムカついてきたので愚痴る。セイラン → ミミの苦手意識はしばらく描写なかったけど原作ではきちんと把握されてるんね。アニメでは忘れられていますが。忘れられていますが。大事なことなので 2 回言いました。セイランは結構良いキャラクターしてるんだよ〜! アニメではセイランの良さがあんまり出ていません! 悲しいです! 真面目で突っ走りがちなのは情熱ゆえ。心の奥にはハートがあるのです。だから周りを見て冷静になれる。アニメのセイランには自覚が足りません。アリもズレてる。要するに解釈違いってヤツですが、そもそも改変しなかったらこんなことにはならないのですよ。恨む。
そういえば今回は作画がいつもと違う感じがしました。面倒でクレジット見てないしコメントでも言われていないので気のせいかもしれませんが。
袋詰めミミの倒れ方とか、画はやけに原作どおりなんだよな。分かってらっしゃる。いや、真面目なオミ先生が呼び出した生徒に背を向けて座ってるとかはモヤりましたけども。あの人思いやり MAX じゃん。立って向かい合って待ち構えてる誠実さが先生なのに〜!
結局文句ばかりになってしまいましたが、次回はどうなるでしょうか。アニメでは戦闘を増やしたりサイドストーリーを本編に組み込んだりしているので、今までの原作 2 話分でアニメ 1 話のペースを崩すと予想。原作第 12 話の引きを削ったのは模擬戦でアニメ 1 話分使うからではないでしょうか。原作第 13 話をアニメ 1 話分に膨らませて、原作第 14 話を番外編「ひだまり」とセットで 1 話にする。と、原作第 23 話あたりでアニメが終わってちょうど良さそうですよ。ちょっと長いのでひだまりは無いかもしれません。セイランがあまり良く描かれていないし……。
次回は主要 4 人以外も結構登場するはずです。楽しみにしておきます。
しりとり
- フッ軽(ふっかる)
- 「フットワークが軽い」の略。起源は不明。twitter 最古の投稿は 2014-08-26 だった。
おうちです。やや久々に政策報告。細かい調整を幾つか施して、labo にも新作を追加しました。更新履歴に書いたとおり death。
トップページに春分満月後日曜卵を追加
割と分かり易い場所に置いてあるので、暇な人は探してみてください。スタイルを nida にすると位置がバレてしまうのは内緒。
しりとり一覧を軽量化
しりとり一覧のファイルサイズを削減しました。
前:{ "date": "2026-08-15", "link": "#15", "word": "印花布", "yomi": "いんかふ" }
後:[ "2026-08-15", "#15", "印花布", "いんかふ" ]
3 割減くらい。思ったほど減らなかった。
最近の更新を縮小
トップページに載せる分は過去 1 年分としていたのですが、際限なく増えるので直近 8 件に変更。プログラムが簡単になってしまってつまらない。about を見てくれる人が増えるといいのだけれど。
ascii 動画再生機
しばらく前に python で作ったプログラムを移植。やってることはほとんど同じですがインターフェイスがちょっと充実しています。javascript って結構速く動くんだなあ。動画をリアルタイムで処理できるなんて、ちょっと驚きました。python では cv2 を使いましたが、今回は canvas 要素を使っています。drawImage で解像度を指定すると自動でリサイズしてくれるのでこちらでやることがほとんどありませんでした。グレースケール化は単純に RGB の平均を取ってやっています。色覚特性? 知らんな、そんなもの……。
相変わらずおもてなし精神を大事にしているのでオプションもりもりです。白多めか黒多めかで見えやすさが変わるので、文字の濃淡を入れ替えるボタンと前景・背景の色を入れ替えるボタンを用意しています。
白黒だと Bad Apple が映えますね、やっぱり。陰陽師も結構モノクロでも見やすい。Endless Embrace もおすすめです。動画ファイルを用意しないと見れないのは難点ですが、iframe だと中身を勝手に弄れないんですよね。こればかりは仕方ない。
こんなもんです。仕事が残っているので短めで失礼します。labo も結構充実してきたので満足。
しりとり
- Rouxls Kaard(るーるずかーど)
- It's pronounced "Rules" ―― 日本語版ではルールノー・カァドー。怪しいと噂されていたが出番が減って下火に。最近は海賊をやっているらしい。
こんちには kb16です。
前回から結構日が空きました。
つまりクラスの文化祭準備を全然手伝っていないということなのですが、さすがになんかしようと思って、今日は手伝ってきました。
積もる話がある、的なことを書いて、それを書こうと思ったら、『千恋*万花』の話だけで埋まってしまったというのが前回の顛末。
今回は『Nursery Rhyme -ナーサリィ☆ライム-』の話。
なにかっていうと、ギャルゲーメーカーは零細企業ばっかりです。
それにはまあいろいろな要因が絡んでそうなっているわけですが、ゲーム製作が不安定なのは問題です。
原画家が逃げたり、延期に延期を重ねたり、致命的なバグがあったり。
それでも結局は形になって作品をプレイできる、のであまり気づきにくいですが、その裏にはクリエイターの血と汗と涙とその他汚い汁が流れているわけです。
場合によっては製作が中止になる、最悪、メーカー事態が解散する、というようなことが起こりえた可能性もあります。
もしかしたら今やっている作品がメーカーの最終作になるかもしれない、と私はいつも思ったりします。
さて前置きが長くなりましたが、こんなギャルゲーメーカーはどのように経営を続けていくべきでしょうか。
昔はギャルゲーというのも広く世に知れ渡っていましたが、今では絶滅危惧種。
運営体制はもちろん縮小し、売り上げは会社の赤字に充てて、クリエイターの心のケアもしなければならない。
このような厳しい条件下で、しかし、コアなファンはメーカーの次回作を確実に期待しています。
経営者はこれを見て、頭を悩ませ、やはて一つの方法を思いつきました。
そうだ、クラウドファンディングにしよう、と。
というわけで、『Nursery Rhyme -ナーサリィ☆ライム-』の再制作のクラウドファンディングが現在行われています。
みなさん応援してください。
『Nursery Rhyme -ナーサリィ☆ライム-』は2005年11月にLump of Sugarより発売されたフルプライス作品。
当ブランドの処女作。
Lump of Sugarは超純愛作品を出しているブランドです。
こう言ったところでみなさん、なんだそれ、と思うかもしれませんが、いいや、多分知っているはず。
これを読んでいる人は多分、ネットミームに明るい人だと思うから。
折角なんで、動画を埋めてみました。
この曲がOPです。
この曲の名前が『きしめん』ではなく『true my heart』であると知っている人は果たしてどれほどいるのか。
そして、『true my heart』が『Nursery Rhyme -ナーサリィ☆ライム-』のOPだと知っている人はどれほどいるのか。
Lump of Sugarは去年2025年で20周年、というわけで第一作目の再制作をしようという話になっています。
まあやはり、大きくて歴史もあるブランドなので、応援したいなあ、と私個人としては思います。
余談ですが、このプロジェクトに気づいたのはこの間アニメイトに行った時です。
店内にチラシがおいてあり、モニターでCMもやっていました。
昔程アニメイトに通わなくなった私ですが、やはりアニメイトはこまめに行っておくのがいいですね。
支援期間は8/24までです。
ちなみに、支援するとなんかもらえるらしいです。
詳細は以下
Lump of Sugar20周年記念&【Nursery Rhyme -ナーサリィ☆ライム-】再制作クラウドファンディングプロジェクト!しりとり
- ドーナドーナ いっしょにわるいことをしよう(どーなどーな いっしょにわるいことをしよう)
- 2020年11月にALICESOFTから発売されたフルプライス作品。
公式に銘打たれたジャンルは『ハルウラレ系RPG』。
天下のALICESOFTからの発売で、結構反響も大きかった印象。
というかあんまりギャルゲーをやらない人にも知れていたような所感を個人的に抱いている。
女の子を拉致って売春させる話。でも胸糞な感じはナシ。
文花帖難しスギァー! Level 7 で挫折。ミスが多すぎんだよね、まーだ時間掛かりそうです(断言)
はい。別の作品に手を出したということは、妖々夢をクリアしたということ。Phantasm も全機体攻略しました。
Phantasm は Extra の改変、Normal に対する Hard のような調整をされたステージで、初めて見るという感じではなかったのでまだクリアしやすかったです。道中がなかなか安定せず、魔理沙で特に苦戦しました。ボムが少ないので。
というか、Extra に比べて魔理沙だけ異様に難しかったんですよね。初見で手こずった咲夜よりプレイ回数が嵩んでいるって、どういうこと……。霊夢 A、B は合わせて 20 回くらいでクリアできたのに魔理沙は 200 超えてますからね。私が高速タイプ苦手というだけではないような気がします。この後さらに弱体化されていくという噂を聞いているので今から恐ろしい。
Extra の強化版といいつつ幾つかのスペルは Phantasm の方が簡単だったりも。「ストレートとカーブの夢郷」から 3、4 つは結構安定しましたね。逆に「八雲藍」は最後まで苦労しましたし、「人妖の境界」以降は結局取得できませんでしたし。toby は小学生で「生と死の境界」を避けられたらしいというのを思い出して、あらためて畏怖を感じるなど。彼、櫻井さんにスマブラで勝ったりしてるし、尋常じゃなくゲームが上手いんだよな。
以前「金欠だから原作しばらく買わない」という旨の発言をしました。が、9 月から値上げすると聞いて今の内に集めておこうと思った次第の、冒頭の文花帖発言。値上がりが大きいものを 6 つほど購入して予定は狂い財布はカラになりましたが、占めて 3000 円分くらいは結果として浮いたのでまあ良しとしましょう。パッケージ版に拘るとこんなこともあるんだなぁ。やっぱり生まれる時代を間違えたような気がする。
他は ZUN's Music Collection の 2 から 5、幺樂団の歴史5を入手。Highly Responsive to Prayers です。どこかで見たような名前。
秘封のテキストが好みだったので歌詞としてぶち込んでしまいました。アイフォーンでも曲ごとに見れます。力業。ついでに原作から物故抜いた音源にも ZUN のコメントを歌詞として注入。コメント欄は他にあるんですが、スマフォから見れないと困るので。いい加減もっとマシなプレイヤーが見つからないかな。はぁ。
現在は文花帖と花映塚を遊んでいます。文花帖はさっき投げたので花映塚だけか。花映塚も実は NNC してないし Extra も小町・映姫以外クリアしていないのですが……これも難し過ぎるので思案中です。Normal のコンピューター対戦でも勝ったり負けたりの実力だと厳しいんだな。エンディングとセリフはひととおり見たので対戦を純粋に楽しむか。今のところ幽香がお気に入り。鈍足万歳! (魔理沙を見ながら)
しりとり
- hwnd(うぃんどうはんどる)
- windows でウィンドウを識別する値。タスクマネージャーで見れたら便利なのだが、そうはなっていない。
きみ死ぬ見ました。おうちです。
前回適当な予想をしましたが、普通に原作 2 話分やってセイランが死んでしまいました。先延ばしにしたって意味ないですね、ええ、悲しいです……。
セイランは真面目なんだよ。正しくあろうとして前のめりになっているだけで、優しい人なんだよ。
ありがとうございましたって自分から言えるのに。オミに諭されないと挨拶もできないほど余裕がないわけがない。どうしてこういう改変するんでしょう。前回も言いましたがセイランが不遇なんですよこのアニメ。原作ではもっと良い子なのに。
セイランがやられたシーンでも、原作ではフード被って茂った木に居るのにアニメでは見晴らしの良い枯れ木に変更。いや、なぜ。何度も言ってますがセイランはそこまで馬鹿じゃないっての。性格も頭も悪くなってて最悪だよホント……。花田サンどうしてくれるんですか……。
怪我も酷くなっている。原作では流石に胴を貫かれてはいなくて、背中と脇腹が痛そう。これならミミが気づかないのも拠点まで歩けたのもまだ納得できます。
が、アニメでは腹に風穴開けられてますよ。おいおいおいおい。それで安全地帯まで歩いてきましたは無理があるだろ。ミミも流石に気づくって。さっきの立ち位置といいコメントでもツッコまれるくらいには不自然。杜撰。というか原作がギリギリ整合性あるくらいのレベルなのにわざわざ改変してアウトにするの、何なんですか。わけがわからないよ。
セリフの改変は少な目でしたが、追加シーンのせいで幾つか削られているのも残念でした。
戦闘シーンは期待どおりの出来でした。たいへん満足。
絵も良いです。セイランの顔、表情がイメージどおりで最高でした。
アリとのいちゃつきも申し分ありません。
単行本の番外編の余韻を特殊エンディングで再現、解決していたのも素晴らしかったです。
絵が原作のあおのなち先生だったのも最高です。解釈違いに震えなくていい←おい
原作ではミミがセイランを助けられたかもしれないことには触れられません。たぶん、ミミが治せるのはシーナだけなのでしょう。それでもミミは責任を感じて 5 巻のアレに繋がる訳ですが。セイランの名前を出さずにこれをやってるのがまたなんとも。
今回も予定どおりの分量でアニメ化しているので、きちんとあそこで終わりそうですね。ちょっとだけ先までやってくれるとこちらとしては嬉しいですけど、まあ、期待しないでおきましょう。恐れていた改変が現実に起こってしまったくらいなので。
あ、コメントで「あおのなち許せねぇ」とか「再構成が良すぎる」とか言ってるやつは悔い改めて。
後出しで情緒ぶっ壊しに来る次回からが本番だゾ!
しりとり
- 累卵の危うき(るいらんのあやうき)
- 積み重なった卵のように不安定なこと。
最近「る」多くないですか?
こんにちは。おうちです。
パトリシア・A・マキリップ『風の竪琴弾き』を読みました。前回、前々回の小説紹介に続く「イルスの竪琴」3 部作の最終作です。
イルス……いるす……居留守の竪琴弾きってね(笑) という冗談はさておき。主人公 2 人が再会し、最後の旅に出ます。ついに魔法使いが復活、本拠地ランゴルドへ! という激アツ展開です……が、主人公たちが持つ力が大きすぎて醒めてしまうことも。オチもああそうですかという感じであまり感動とかカタルシスとかはありませんでした。変身術者を見逃すのも無責任といえば無責任だし、主人公逃避しすぎでは? とか色々思ってしまったり。同じ土地を何度も旅して国や登場人物の別の表情を見せるという試みは 3 巻通じて良かったので、つまらないとまでは言いませんが。
力も運命もないホビットを主人公に据えた指輪物語や、大いなる力を持つことにもっと向き合った果てしない物語なんかは偉大だったんだなあと再認識しましたね。ファンタジーの引き出しがあまりないので同じ作品ばかり引き合いに出していますが、月の影影の海も主人公に与えられた優遇をデカすぎる試練で覆うということをしていますしおすし。
今ちょうどマキリップの別作品を借りているのでそちらには期待したいところです。そろそろ SF を読みたくなってきた。
夏休みも今日で終わります。17 歳の青春とか言ってましたが結局東方三昧だったのは良いんだか悪いんだか。
そういえば、シュクダイとかいうものがあるらしいですね。明日学校に持っていくと良いとききました。ははは。ははははは……。
今日の日記が短めなのは、そういうことです。おろかものそす。
しりとり
- 霧笛(きりぶえ)
- 船が鳴らす、霧で視界が悪いとき用の笛。ムテキと呼んでも格好いい。
こんにちは。おうちです。文化祭があるので少しでも labo を充実しようという試み、今回は N 進数相互変換です。
同様の web サービスは良くあるので機能と意匠とで独自性を出してみました。2 から62 進数まで対応し、UI も自分が使いやすいように作ってあります。
なぜ 62 進数なのか、というと 0 - 9、a - z、A - Z で半角文字を網羅できるから。小文字だけで良ければ 36 進数が使えます。ぶっちゃけ 17 進数とか 47 進数とかは要らないような気もするのですが、できることは多ければ多いほどが良いので残しています。
そうすると見た目がごちゃつくという問題も出てきますが、きれいに並べたのでそこまで迷うデザインにはなっていない……はず。flex-wrap で等幅に折り返す方法が分からなかったので画面からはみ出ない高さになるよう設定しました。セレクターで 1 列の選択肢を延々スクロールするよりはマシだと信じたい。
プログラム自体は大したことをしていません。10 進数を媒介して、入力 → 10 進数 → 出力と変換しています。ただ、62 進数ともなると少ない桁で大きな数になるので BigInt を使っています。Number より大きな数を使えるという触れ込みです。実際どういう仕様なのかは理解していません(汗) が、多分メモリさえあれば際限なく大きくできそうです。
日常的な用途はあまり思いつきませんが、私はパスワードを作るときにたまに使いますね。適当な単語を 36 進数 - 62 進数間で変換すれば一見ランダムだが復元できるパスワードができます。
いよいよ週末が文化祭です。私自身は伝統を引き継ぐことができず申し訳ないのですが、やれることはやったので 1 年間の成果を見ていただけると嬉しく思います。現在は products を更新中ですが、大きな変更なので明後日の日記で取り上げるかもしれません。
しりとり
- AF2(えーえふに)
- 1970 年代に問題になった食品添加物。
こんにちは。ASAです。書き込むのは初めてですがよろしくお願いします。
サイト名通り非公式なので、私は涼みに部屋に入って書いているただの町校生です。
そろそろ文化の日がやってくるのですが、なんと2学年は6クラスくらいみ~~んなお化け屋敷なんですよ!名目上「お化け屋敷」という名前が使われているのは少ないのですが、中身はお化け屋敷なので是非怖いもの好きな人は来てくれると嬉しいです。
しりとり
- 錦織(にしごおり)
- 予習が必須な日本史担当の先生。