Diary:11月
今月の一言
現役生へ 日記書いてくれても書いてくれなくてもイタズラするぞ(←遅い)
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霜月01日 Written by:HRtP
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11月02日 日曜日
おはようございます。執筆開始が16時のHRtPです。
他の現役生が日記に手を染め始めたため、少し気楽になっています......が、毎日更新を始めた奴が何も言わずに消えて後を押し付けるというのは非常に非人道的なので、あとやっぱり自分で更新したいので(ツンデレ)、また今日も今日とてここに表れています。
移調楽器の話の続きですかね。合唱譜やリコーダー譜、ピアノ譜などは、多くがC=Doの調で作成されており、一般的にもこれが標準とされ、記譜通りに演奏すると記譜通りの音が出ます。後ろのものと比較するために書くと訳がわかりませんが、無理に意識せずとも義務教育での音楽の授業などで触れる機会があると思われるので問題ないです。また、C=Doは一緒ですが、記譜ときっかり1オクターヴかnオクターヴ(nは自然数)かだけ上下に変わるものもあります。移高楽器とも呼ばれ、ここでは軽く扱います。
それでは、移調楽器の一例をあげていきましょう。全部挙げていくときりがないので、オーケストラや吹奏楽などの基本編成で使われる楽器に限定します。急にバセットホルンとか出てきたら面倒くさいですもの。私は好きですけれども。変な楽器はいろいろあるのでまたいつか触ろうと思います。
さて、まずは木管楽器からです。吹奏楽のスコアの順に準じた順です。まずフルート族(、と行きたいのですが、吹奏楽ではピッコロとフルートくらいしかいません。族と言うのでしょうか)。ピッコロは移高楽器で、記譜から1オクターヴ上げて演奏します。かつてはDes=Doの楽器も制作されていたらしいですが、現在はC=Doが主流です。フルートは基本的に移調しない楽器ですが、吹き口と反対側にある足部管にわずかに種類があり、C足部管とH足部管が存在しています。吹奏楽の多くの譜面ではC足部管で事足りるのですが、オーケストラの一部の曲では半音低い音が出るH足部管は必須です。いづれも譜面を書き換えることはなく、移調楽器として扱われることはありません。ちなみにリコーダーもエアリード楽器なので、西洋楽器の中ではフルートに最も近いですが、こちらも記譜は移調して書かれないため別物です。ソプラノとアルトのリコーダーを演奏したことのある人は運指に何かしら共通点を見出した人もいると思われますが、あれは基本的に長さを変えているだけって言ったら怒られそうです。ソプラニーノ、アルト、バスリコーダーは構造的には移調楽器と言って差し支えないでしょう。
次、なぜかフルートと一緒くたにされているダブルリード達です。オーボエは移調の話を聞きませんが、吹奏楽では持ち替え、オーケストラでは専属となることもあるコーラングレ(イングリッシュホルン)は移調楽器です。F=Doと、通常よりも完全5度高い音で記譜されています。ホルン奏者目線からすると若干の親近感があります。残念ながらファゴットで移調の話はほとんど聞きません。強豪校でもあるかわからないくらいのコントラファゴットなら移高楽器として記譜より1オクターヴ低い音程が出ますが......
次にクラリネット、木管楽器の最後にサクソフォン、と行きたかったところですが、もう気づけば1時間30分近く経っていたので今日はこのあたりにしておきます。ファゴットは好きです。
しりとり
- 蹲い (つくばい)
- つくばう(うずくまる)こと。近年はあまり見られないが古語にもあり、また各地の方言にも残っている。
D. C.
霜月01日 正曜日
こんばんは。霜降りHRtPです。
いよいよ11月になってしまいました。今年もあと2か月です。今日も今日とて相変わらず日記を更新していこうと思います。
さて、昨日の日記のしりとりに「トリル」とあったので、今日は別の「トリル」の話でもしようかと企んでいます。言わずもがな、音楽において「トリル」とは、トリックルームのこと......ではなく、奏法の一つとして存在しています。調べたところ、トリルはEnglishらしく、"trill"と綴るようです。音楽用語達が大好きなItalianoは"trillo"と綴るようで、ご存じの通り記号が振られた音符とその二度上(長短は調号による)とを高速で反復させる、という演奏法です。
トリルの紹介も終わったところで、こいつの実態について根拠もなく吐き出していきます。まず声/歌です。個人的にはやや厄介です。ヴィブラートなら狭い音域の中で揺らせばいいので問題ないのですが、トリルは必然的に概ね半音から全音ほどの間隔で移動することを強制されるので、下の音と上の音でしっかりと区別ができるよう音程が確実にとれたうえで正確に上下する必要があります。
次に木管楽器です。おそらく今日の中では一番か二番くらいに簡単だと思われます。あくまで個人の意見です。たった二度の移動で済むので、基本的に指の動きが中心になり、口や息の扱い方を大きく変える必要はありません。稀に嬰記号ばかりの曲では指が厄介になることはありますが、それでも同じ二音を移動するだけなので幾分かましでしょう。
次に金管楽器。こちらも指で多少はどうにかなりますが、高音域は少々辛いところがあります。倍音で音を出している関係で、高音域ほど同じ運指でも違う倍音に飛んで面倒になります。リップスラーに長けている場合はむしろやり易い、という人もいるようですが。
次に鍵盤楽器です。私は弾ける人と比べたら弾けず弾けない人と比べたら弾けるとかいう謎存在を自認しているのですが、多分それなりにやってきた人なら問題なく演奏できるでしょう。おそらく私は無理です。両方同じような強さで音を弾くことは私にはできません。
最後に弦楽器です。私は知りません。もし弦楽器を深く理解している方は私に連絡ください。そのうちひっそりとここに追記します。
今日はこのあたりにします。弦楽器のみなさんごめんなさい。今月もよろしくお願いします。
しりとり
- 留夜別 (るやべつ/るよべつ)
- 国後島の東半分を占める、日本で3番目に大きな面積を持つ村。アイヌの人々が砥石として用いた溶結凝灰岩などの礫が散乱していたことから、ruy-o-pet、砥石-群在する-川と言われ、そこから漢字に音写された。
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