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Diary:04月

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今月の一言

伝↑統↓と創↑造↓

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4月1日 Written by:杵
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4月1日 火曜日

Written by:杵

こんばんはー。今回は中継ぎではなくちゃんとみなさん(主に現役生)に伝えたいことがあるので当時の名前で登場です。

R4OB(74期)の杵と申します。もくず氏やゼロペン氏と同い年です。



まず、79期生のみなさんご入学おめでとうございます。70期代ラストですね。

高校生活がつつがなく(79)過ごせることを願っています。


町田高校は2023年4月に校長・副校長がW異動/退職となり、翌2024年4月には異動/退職合わせて20名の先生が一度に去られ、今年2025年4月にも町高の主要メンバーと言っても過言でない先生方が町高を去られました。

いちOB目線で見ていると今の町高は旧制中学→新制高校と同じくらい、いやそれ以上、数年前までの町高とは校名こそ同じであれど実態を異にするものとなりつつあります。


町田高校は1929年に開校し、100周年がもう目の前に近づいています。私立の女子校から戦後は都立の共学校となり、目まぐるしい時代の変化の中、世紀に魁け、不滅の伝統を紡いでいきました。ここ3年での東京都の人事の事情に鑑み、今回は校歌という目線から町田高校を見つめてみようと思います。


まず、町田高校の校歌を見ましょうか。

一 朝風さやけき 多摩の南野

  美穂はてなく 波打つところ

  相模嶺はるかに 夕陽に燃えて

  希望の光の みなぎるところ

  甍ぞ輝く 町田高校


二 世紀に魁け 黎明を呼びて

  自由の暁鐘 響きしところ

  覚醒し魂 今なお息吹き

  不滅の伝統 歴史とここに

  郷土の象徴 我らの母校


三 心理の光を 高きに求め

  科学の神秘を 深きに探り

  揺るがぬ平和の 礎永久に

  薫らむ文化の 花園こゝに

  培い育てむ 町田高校


四 青春脈打つ 我らの胸に

  学徒の精神 今こそ沸れ

  道あり行くてに 理想ぞ招く

  祖国を担いて 手を組み起てる

  我等の学園 栄あれ母校


現在学校で歌われているのは1番と2番です。昭和後期ごろまでは1番と4番が歌われていたようです。

4番が歌われなくなったのは…まぁ左の人が怒りそうな内容だからですね、多分。

んで、なんで代わりに2番が歌われるようになったかですよ。

私の主観なのですが、これは町高の校風(?)を補うためのものだったのではないかと考えています。

町高というと真っ先に浮かびそうなのが「自主・自律」です。筑波大学附属高等学校(自主・自律・自由)や麻布中学校・高等学校(自由闊達)のように明示的に校風として「自由」を掲げていません。

これは自由をなくしていいというものではないのは言うまでもないですが、やはり明文にないとどうしても悪用する人が出るのは防げません。

そこで、「自由」が登場する2番を確認規定として採用し、町高の校風を補ったのではないか…と私は解しました。

(例えば、東京都立小石川中等教育学校は教育理念「立志」「開拓」「創作」のうち「開拓」「創作」が校歌にも登場しています。教育理念にも校歌にも現れててすごい…)

行き過ぎた同調圧力が問題となりがちな我が国で、「魁け(=先んじる)」「黎明(=夜明け、事の始まり)」「暁鐘(=夜明けの鐘、新しい時代の到来)」といった、無意識の常識にとらわれず新しい時代へ向かわんとする言葉を歌詞に多用している点も大きなポイントだと思います。

東京都の人事が激しい昨今なので、今の町高は先生も多種多様です。半分皮肉です。

働く高校は複数ですが学ぶ高校はだいたい1つです。せめて、一生出身校として肩書を背負うみなさんは町高の自主・自律、そして常識にとらわれない自由を持って、3年間を楽しく、のびのびと過ごしてほしいと願っています。

伝統校のメリットですが、みなさんには先輩やOBという最強の味方がたくさんいます。「町高ってどんなところだったんだろう…」と思ったらぜひ彼らに訊いてみてください。できれば77期以前、もっと言うなら73期以前の人に訊くとより解像度が高いのではないかと思います。みんな生き生きしていてリア充(陽キャとか恋愛に限りません)やってますよ。



というわけで、卒業してから2年経って何してんだって感じですがなんだか町高が100周年を最高の状態で迎えられるか疑義が生じているようなので校歌から町高を読み解いてみました。

2番を歌うときはこの話をちょっと頭の片隅に入れてみてネ。

(ちなみに私が入学したのはちょうど鬼滅の刃が流行り出した頃で、うっかり1番を一瞬歌いかけ2番を歌うと「きめつ(鬼滅)の伝統」になることを見つけてしまい、「鬼滅の伝統」「鬼滅の伝統」とゲラゲラしてました。懐かしい…)



そしてこの日記を読んでくれているってことは君、はい、そこの君。ようこそパソ同へ。

パソ同は入部届を出し参加する同好会員、入部届を出しハレー彗星並みの出現頻度になる幽霊部員、入部届を出さずに入り浸る準同好会員がいるぞ。

圧倒的な自主・自律(・自由)を極めていt…ゲフンゲフン極めている(ハズ)のパソ同をどうぞお楽しみあれ。


ノシ



しりとり

吾(あ)
平安時代ごろまで使われていた一人称。


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